君と始める最後の恋
その日の仕事終わり。帰り支度をしていると類くんが近くまで来ていた。
「帰る?」
「あ、お疲れ様です。そろそろ帰ろうかと思ってましたけど、一ノ瀬先輩は?」
「そう。俺も上がれそう。」
「了解です!じゃあ、買い物して帰りましょ。」
そう言うと少しだけ頷いて2課の方へ戻っていく。
こんなやり取りが堂々と出来るようになるなんて思っていなくて少し擽ったい。
席から立ち上がって鞄を持って2課まで行くと、類くんもその隣を並んで一緒にオフィスを出る。
こんな風に一緒に会社を出れるのがまずすごいことな気がする…!最初の方は本当に交際してるんだ…みたいな目で見られたけど、今や結婚までするともう当たり前の様に受け入れられている。
「類くん、今日何食べたいですか?」
「寒いからあったかいのが良い。」
「ええ、鍋とかにします?」
「そうしよ。近くのスーパーで良いでしょ。」
「良いです!」
そんな他愛の無い会話ですらも幸せに感じてしまう。
相変わらず手を繋ごうと思えば、スッと避けられるけど。人前で触れ合うのが好きじゃないのは相変わらずみたいだ。
「帰る?」
「あ、お疲れ様です。そろそろ帰ろうかと思ってましたけど、一ノ瀬先輩は?」
「そう。俺も上がれそう。」
「了解です!じゃあ、買い物して帰りましょ。」
そう言うと少しだけ頷いて2課の方へ戻っていく。
こんなやり取りが堂々と出来るようになるなんて思っていなくて少し擽ったい。
席から立ち上がって鞄を持って2課まで行くと、類くんもその隣を並んで一緒にオフィスを出る。
こんな風に一緒に会社を出れるのがまずすごいことな気がする…!最初の方は本当に交際してるんだ…みたいな目で見られたけど、今や結婚までするともう当たり前の様に受け入れられている。
「類くん、今日何食べたいですか?」
「寒いからあったかいのが良い。」
「ええ、鍋とかにします?」
「そうしよ。近くのスーパーで良いでしょ。」
「良いです!」
そんな他愛の無い会話ですらも幸せに感じてしまう。
相変わらず手を繋ごうと思えば、スッと避けられるけど。人前で触れ合うのが好きじゃないのは相変わらずみたいだ。