君と始める最後の恋
オフィスに戻ると類くんと小川くんが話している。
相変わらず小川くんは仕事の相談を類くんにしているらしく、私が2課に居た時の様に仕事をしている姿が見られるのが凄く嬉しい。
小川くんの肩を掴んで「おめでとう」と小声で話すと、バッとこっちに向いて顔を真っ赤にしている。
「…あ、あいつから聞いたんですか。」
「ええ?何の事~?」
「…やめてください、そのにやけ顔。一ノ瀬さん、一旦相談は持ち帰ります。」
耳まで真っ赤にして、デスクに戻っていく小川くんが凄く可愛くてニヤニヤしてしまう。
「(やだ、初々しいんですけど~。)」
類くんのデスクにコーヒーを置くと、類くんは軽く一息吐いていた。
「ありがとう。」
「いいえ、これが無いと朝頑張れないでしょ。」
「生意気。早く戻りなよ。」
そう言ってあしらってくるけど、この毎朝のコーヒーに少し嬉しそうな顔をしているの知ってるんだから。
周りにはバレない程度に表情を和らげるその瞬間が好きでいつも見てしまう。
今も見ていると類くんは怪訝そうな顔をしてこちらを見てくる。
「…何してんの。また雑用する?」
「もう類くんの補佐じゃないので無理ですね。私を使いたければ結絃に許可を取ってください。」
「君の手なんていらないし。」
そんなつんつんしているけれど、私が落ち込んでいたら慰めてくれる。
『俺が育てたんだから、君が出来るのは当然。』
って自信たっぷりの類くんも居れば
『毎日頑張ってるの知ってる。』
とか言って飛び切り甘やかしてくれる時もあるし、うちの旦那様最強のツン甘なんです~!
3課のデスクでニヤニヤしていると結絃が不審者を見るような目でこちらを見てくる。
「何さ。」
「いや、幸せそうで何より。」
結絃がそう言って笑うのを横目にふんと鼻息を吹かしてモニターを見る。
課は違っても、愛しの旦那様と同じオフィスで同じ空気を吸えて最強~!
相変わらず小川くんは仕事の相談を類くんにしているらしく、私が2課に居た時の様に仕事をしている姿が見られるのが凄く嬉しい。
小川くんの肩を掴んで「おめでとう」と小声で話すと、バッとこっちに向いて顔を真っ赤にしている。
「…あ、あいつから聞いたんですか。」
「ええ?何の事~?」
「…やめてください、そのにやけ顔。一ノ瀬さん、一旦相談は持ち帰ります。」
耳まで真っ赤にして、デスクに戻っていく小川くんが凄く可愛くてニヤニヤしてしまう。
「(やだ、初々しいんですけど~。)」
類くんのデスクにコーヒーを置くと、類くんは軽く一息吐いていた。
「ありがとう。」
「いいえ、これが無いと朝頑張れないでしょ。」
「生意気。早く戻りなよ。」
そう言ってあしらってくるけど、この毎朝のコーヒーに少し嬉しそうな顔をしているの知ってるんだから。
周りにはバレない程度に表情を和らげるその瞬間が好きでいつも見てしまう。
今も見ていると類くんは怪訝そうな顔をしてこちらを見てくる。
「…何してんの。また雑用する?」
「もう類くんの補佐じゃないので無理ですね。私を使いたければ結絃に許可を取ってください。」
「君の手なんていらないし。」
そんなつんつんしているけれど、私が落ち込んでいたら慰めてくれる。
『俺が育てたんだから、君が出来るのは当然。』
って自信たっぷりの類くんも居れば
『毎日頑張ってるの知ってる。』
とか言って飛び切り甘やかしてくれる時もあるし、うちの旦那様最強のツン甘なんです~!
3課のデスクでニヤニヤしていると結絃が不審者を見るような目でこちらを見てくる。
「何さ。」
「いや、幸せそうで何より。」
結絃がそう言って笑うのを横目にふんと鼻息を吹かしてモニターを見る。
課は違っても、愛しの旦那様と同じオフィスで同じ空気を吸えて最強~!