君と始める最後の恋
「というか、2課と3課の飲み会なんて大丈夫なんですかね。」

「さあ、高橋さんが3課に直談判したら快く受けてくれたみたいだけど。」


 高橋さんは2課の中でもTOP3レベルでお酒癖が悪い。
 普段は温厚で優しいのに、酔えばアルコールハラスメントの出来上がり。

 志織ちゃんと小川くんの歓迎会の時を思い出してぞっとした。

 それでも、あの時私潰れて…、類くんの家に…、それで小川くんに嫉妬…。と、思い出せば思い出す程口元が緩む。


「…何でにやにやしてんですか、郁さん。」

「さあ?」


 志織ちゃんだけが苦笑いして、男子2人は全く興味も無し。

 結婚してからはもうあんな嫉妬も無いから少し寂しい気がするけど、上手くやれてるから良い事だよね。

 嫉妬した時の類くんは感情が爆発して可愛い。


「寂しくなったら郁先輩の所にお泊まり行ってもいいですか?」


 そんな可愛い事を聞いてくる志織ちゃんに少し笑って「もちろん」と答えると、嬉しそうに笑ってくれるその表情がまたたまらなく可愛い。


「明日から毎日お邪魔します!そうなったら私郁先輩抱きしめて寝るので、一ノ瀬さん寂しい思いして寝てくださいね!」

「君にそんな暇無いでしょ。寂しがり屋がそこに居るんだから。」

「一ノ瀬さん!」


 また揶揄う類くんに今度は小川くんが頬を赤くして怒っている。

 小川くんにもこんな可愛い一面があるなんて知らなかった。

 みんな幸せになってくれていて嬉しい。
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