君と始める最後の恋
愛しい存在
思い出巡りをした後、類くんと一緒に送別会の会場へと足を運んだ。
オシャレな飲み屋を貸し切りにしていて、2課と3課合同の飲み会は凄い人数だった。
中に入れば志織ちゃんが私の隣をずっとキープしてきていた。
「郁先輩、何飲みます?」
「うーん、レモンサワーとかにしようかな。」
「今貰ってきますね。」
まだ始まってすぐだからか、穏やかに飲み会は開かれていた、のだけど、その一時間後、今度は酔っぱらった高橋さんに肩を組まれている私。
「主役飲んで無くない????何してんの。」
そう言いながらお酒を煽られて「帰れなくなるので」なんて言いながら避けるも全く聞いてくれる様子は無い。
「一ノ瀬が居るんだから大丈夫でしょ~!飲んじゃいなって。」
類くんが居ても飲み過ぎて動けなくなるのは困るんだって!
ぐいぐいとウーロンハイを押し付けられるのをただただ見て、思わず顔が引きつる。
お酒に強いわけでは無い私が無茶な飲み方してろくなことは無いと流石に学びを得ていた。
高橋さんからの煽りに困っていると、横からそのお酒をひょいっと取り上げてくる人が居た。
ふと隣を見ると、別の人に捕まっていた類くんが居て「最後の飲み会で記憶失くすの可哀想なんで、やめてあげてください。」と言ってそのウーロンハイは類くんが飲んでいる。
「高橋さーん!お話に聞いてて俺一回飲み比べしてみたかったんです。向こうで飲みません?」
そう高橋さんに話し掛けるのは結絃。
お酒の弱い私を類くんも結絃も守ってくれていた。
結絃は高橋さんを連れて行くと、その場に類くんと私だけが残る。
オシャレな飲み屋を貸し切りにしていて、2課と3課合同の飲み会は凄い人数だった。
中に入れば志織ちゃんが私の隣をずっとキープしてきていた。
「郁先輩、何飲みます?」
「うーん、レモンサワーとかにしようかな。」
「今貰ってきますね。」
まだ始まってすぐだからか、穏やかに飲み会は開かれていた、のだけど、その一時間後、今度は酔っぱらった高橋さんに肩を組まれている私。
「主役飲んで無くない????何してんの。」
そう言いながらお酒を煽られて「帰れなくなるので」なんて言いながら避けるも全く聞いてくれる様子は無い。
「一ノ瀬が居るんだから大丈夫でしょ~!飲んじゃいなって。」
類くんが居ても飲み過ぎて動けなくなるのは困るんだって!
ぐいぐいとウーロンハイを押し付けられるのをただただ見て、思わず顔が引きつる。
お酒に強いわけでは無い私が無茶な飲み方してろくなことは無いと流石に学びを得ていた。
高橋さんからの煽りに困っていると、横からそのお酒をひょいっと取り上げてくる人が居た。
ふと隣を見ると、別の人に捕まっていた類くんが居て「最後の飲み会で記憶失くすの可哀想なんで、やめてあげてください。」と言ってそのウーロンハイは類くんが飲んでいる。
「高橋さーん!お話に聞いてて俺一回飲み比べしてみたかったんです。向こうで飲みません?」
そう高橋さんに話し掛けるのは結絃。
お酒の弱い私を類くんも結絃も守ってくれていた。
結絃は高橋さんを連れて行くと、その場に類くんと私だけが残る。