君と始める最後の恋
朝食を急いで済ませて食べた分の洗い物も済ませると紬と類くんの元へと向かった。
「じゃあ、行ってくるから。何かあったら電話して。」
そう言いながら私の腕に紬を預けて、端に置いていた鞄を手に取る。
お見送りしようと紬と玄関の方に向かおうとしたら、類くんはそれを制する。
「え、どうかしました?」
「落ち着くまではお見送りとか良いから、少しでもゆっくり休んでなよ。」
そう言って私の背中を押してソファーに座らせる。
それから少し屈んで私の唇に柔らかい物を押し当ててきた。
突然の事に目を閉じることも出来ずに驚いていると類くんはふっと笑みを零して「行ってきます」と言って玄関の方に向かっていく。
いつもは私が行ってきますのキスをせがまないとしてくれないのに、今日の類くんは自分からしてくれた。
私が専業主婦になった時に執拗くお願いしてようやく最近諦めてすんなりしてくれるようになったのに、今日は類くんからしてくれた事実に浮かれてしまいそうになる。
こんなダメな私をこんなに甘やかしてくれるなんて愛でしかない…!
「じゃあ、行ってくるから。何かあったら電話して。」
そう言いながら私の腕に紬を預けて、端に置いていた鞄を手に取る。
お見送りしようと紬と玄関の方に向かおうとしたら、類くんはそれを制する。
「え、どうかしました?」
「落ち着くまではお見送りとか良いから、少しでもゆっくり休んでなよ。」
そう言って私の背中を押してソファーに座らせる。
それから少し屈んで私の唇に柔らかい物を押し当ててきた。
突然の事に目を閉じることも出来ずに驚いていると類くんはふっと笑みを零して「行ってきます」と言って玄関の方に向かっていく。
いつもは私が行ってきますのキスをせがまないとしてくれないのに、今日の類くんは自分からしてくれた。
私が専業主婦になった時に執拗くお願いしてようやく最近諦めてすんなりしてくれるようになったのに、今日は類くんからしてくれた事実に浮かれてしまいそうになる。
こんなダメな私をこんなに甘やかしてくれるなんて愛でしかない…!