君と始める最後の恋
夜はクルーザーに乗って、景色を見ながら夕食を取る。
こんなオシャレな夕食久し振りで、少し拍子抜けする。
クルーザーに乗ってご飯なんて初めてだ。
いつから計画してたのだろう。
そう考えて色々話しながら、お腹も満たされた時だった。
テーブルにウェイターがケーキと赤いバラの花束を持って近寄ってくる。「失礼します」と一言声を掛けてきたと思えば、テーブルの上に小さめのケーキと赤いバラの花束が類くんの手に渡る。
そのままウェイターが下がる。
赤いバラの花束…?
類くんが私の方に向くと、それを手渡してくる。
「5年目の結婚記念日、おめでとう。」
「え、ええ!?」
まさか類くんが用意していた物だとは思わず、その状況が飲み込めた瞬間驚いた。
毎年お花は用意してくれるけど、こんな形で渡されたのは初めてで全く予想もしていなかった。
「こんな赤いバラの花束初めてです…。」
「プロポーズとか締まんない感じで終わってたし、5年目でしてもいいかなと思っただけ。」
赤いバラの花束なんて用意できる人じゃなかった。
こんなサプライズ上手にできる人じゃなかったのに…。
「…何で、いつから?」
「さあ?」
格好付けるのが上手な人だから、私にいつからとかそんな話するわけない。
どうしよう、こんなにも嬉しいって思わなかった。
相変わらず類くんは頬杖を付いて窓の外を見ていて、何でも無い事の様に過ごしている。
不器用で素直じゃなくて、それでもこんな事してくれるんだからどこまでも私の心を掴んでくる。
こんなオシャレな夕食久し振りで、少し拍子抜けする。
クルーザーに乗ってご飯なんて初めてだ。
いつから計画してたのだろう。
そう考えて色々話しながら、お腹も満たされた時だった。
テーブルにウェイターがケーキと赤いバラの花束を持って近寄ってくる。「失礼します」と一言声を掛けてきたと思えば、テーブルの上に小さめのケーキと赤いバラの花束が類くんの手に渡る。
そのままウェイターが下がる。
赤いバラの花束…?
類くんが私の方に向くと、それを手渡してくる。
「5年目の結婚記念日、おめでとう。」
「え、ええ!?」
まさか類くんが用意していた物だとは思わず、その状況が飲み込めた瞬間驚いた。
毎年お花は用意してくれるけど、こんな形で渡されたのは初めてで全く予想もしていなかった。
「こんな赤いバラの花束初めてです…。」
「プロポーズとか締まんない感じで終わってたし、5年目でしてもいいかなと思っただけ。」
赤いバラの花束なんて用意できる人じゃなかった。
こんなサプライズ上手にできる人じゃなかったのに…。
「…何で、いつから?」
「さあ?」
格好付けるのが上手な人だから、私にいつからとかそんな話するわけない。
どうしよう、こんなにも嬉しいって思わなかった。
相変わらず類くんは頬杖を付いて窓の外を見ていて、何でも無い事の様に過ごしている。
不器用で素直じゃなくて、それでもこんな事してくれるんだからどこまでも私の心を掴んでくる。