キミの隣は俺の場所
バイクを降りた瞬間、潮の香りがふわりと鼻をくすぐった。


空は青く澄み渡り、太陽の光が海面をキラキラと輝かせている。


「わあ…すごく綺麗…」


陽菜の瞳が大きく輝いて、思わず見とれてしまう。


彼女の笑顔は、まるで海の青さに負けないくらいまぶしくて、胸がじんわり熱くなる。


「見てて、陽菜」

俺は砂浜に向かって軽く走り出す。

「待ってよ!」

陽菜の笑い声が後ろから響き、風に乗って心に染み込む。

波が足元にざぶんと寄せてきて、二人とも思わず声をあげて跳ねる。

冷たい海水が肌に触れるたびに、笑いが止まらない。

「こんなに楽しいの、久しぶりだな」

そう呟く俺に、陽菜は満面の笑みで頷いた。

「楓くんと一緒だから、余計に楽しいよ」

二人で見つめ合うと、自然と距離が近づく。

太陽の光を浴びて、俺の心も熱く溶けていった。
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