幼なじみの隠れた執着愛〜再会した彼は策士なCEOでした〜
大きな瞳をうるうるさせながら社長を見つめるお姉ちゃん。
愛らしい訴えにも社長は動じない。
「炎上だけでなく、常日頃からではないのですか」
「ど、どういう意味ですかぁ?」
「実は私の元にあるタレコミがありまして、失礼ながら少し調べさせていただきました」
鏑木社長はスーツの胸ポケットからスマホを取り出し、画面をスワイプして一枚の写真を見せた。
その写真を見ると、お姉ちゃんの表情がみるみる青ざめていく。
私も横から覗き込んでみると、男性と腕を組んでホテルに入っていくお姉ちゃんがはっきりと写されていた。
しかも隣の男性、何だか見覚えがある。
「えっ!? もしかして、俳優の鵜久森海斗!?」
編集さんが声をあげ、私も合点した。
そうだ、この人は人気実力派俳優・鵜久森海斗だ。
お姉ちゃんったら、そんなすごい人と付き合ってたの?
あれ、でも確か鵜久森さんって――。
「鵜久森さんは既婚者ですよね? ご存知でないはずがありません」
「……っ」
鏑木社長は淡々と訊ねるが、お姉ちゃんは青い顔をしたまま何も答えない。
「他にも派手に遊んでいらっしゃるようで――」
社長が次に見せたのは動画だった。
クラブのような派手な場所で、お姉ちゃんはお酒を煽っている。