幼なじみの隠れた執着愛〜再会した彼は策士なCEOでした〜
だってあの頃とは別人みたく変わっていたし、中学生以来ずっと会っていなかったから大人になった美鶴くんの想像ができていなかった。
「あんなにスーツが似合うイケメンになってたなんて、びっくりしたんだから!」
「イケメンだと思ってくれてたの?」
「そ、そりゃそうだよ……」
「嬉しいな」
ふふっと微笑む美鶴くんがカッコ良すぎてキュンとした。
何だか美鶴くん、大人になってすごく余裕ある感じ……。
こんなに素敵になっちゃったんだもん、きっと相当モテるんだろうな――。
「昔と同じ格好なら気づいてくれるかなって。あの時はダメ元で声かけたんだよ」
「そうだったんだ」
「覚えていてくれて嬉しかった」
「私の方こそ」
「僕は望凪ちゃんのこと、一日たりとも忘れたことなかったよ」
「え……?」
「あ、料理がきたね」
トムヤムクン、カオマンガイが運ばれてきた。
「美味しそうだね」と子どもみたいに笑う美鶴くんを可愛らしく思った。
でも、「一日たりとも忘れたことなかった」ってどういうこと――?
気になったけれど、何となく聞くタイミングを逃してしまったので料理を楽しむことにした。
「ん〜っ! 美味しい!」
「……望凪ちゃんは全然変わってないね」
「そう?」
「うん、あの頃のままずっとかわいくて」
「え、えー? 何言ってるの」