素直になれないふたり
「え!?じゃあ、バイトは⋯⋯」
「どうせ単発なんだろ?もし、尾行されてるようなら危ないし、しばらくやめておけよ」
彼氏でもない男の部屋に居候させてもらうとは、肩身が狭い。
確かに、今の状況で、人目につくところでバイトすることも、嫌がらせをしている誰かに部屋を知られることも怖いが、なんとも複雑な気分だ⋯⋯。
ジローの自宅は、バーの二階の部分にある。
初代マスターであるジローの伯父さんは、独身主義だったこともあり、二階の間取りは、そこそこ広いものの、1LDK。
「俺はリビングで寝るから、トーコは奥の部屋を使いなよ」
「なんだか、色々悪いわね⋯⋯」
「別にいいよ。俺が奥の部屋だと都合悪いだろうし」
ほとぼり冷めるまでの間、ジローは私のことを匿ってくれることになった。
電話番号も、メールアドレスも変更したが、
「尾行してた奴の気配が完全になくなるまでは、絶対に一人で外に出るなよ」
「どうせ単発なんだろ?もし、尾行されてるようなら危ないし、しばらくやめておけよ」
彼氏でもない男の部屋に居候させてもらうとは、肩身が狭い。
確かに、今の状況で、人目につくところでバイトすることも、嫌がらせをしている誰かに部屋を知られることも怖いが、なんとも複雑な気分だ⋯⋯。
ジローの自宅は、バーの二階の部分にある。
初代マスターであるジローの伯父さんは、独身主義だったこともあり、二階の間取りは、そこそこ広いものの、1LDK。
「俺はリビングで寝るから、トーコは奥の部屋を使いなよ」
「なんだか、色々悪いわね⋯⋯」
「別にいいよ。俺が奥の部屋だと都合悪いだろうし」
ほとぼり冷めるまでの間、ジローは私のことを匿ってくれることになった。
電話番号も、メールアドレスも変更したが、
「尾行してた奴の気配が完全になくなるまでは、絶対に一人で外に出るなよ」