素直になれないふたり
確かに、サチもアユも、14か15ぐらいから男性経験があり、現在も彼氏が居ても浮気三昧だと聞いてはいたが、話を盛っているのではないかと思っていた。
しかし、本当だったとは⋯⋯。
「あの二人、友達としてはいい子だけど、どうして、そんな簡単なんだろう⋯⋯知り合ってまだ数日なのに」
つい、本音が漏れた。
「トーコって、見た目はいちばん派手なのに、実はいちばん純なんだ?」
そう言われ、思わず苦笑いした。
「純なのかなぁ⋯⋯?単純に、怖いだけかもしれない」
大学生になったばかりの頃から、私は自分のことがとても嫌いだった。
中高生の頃は、大人達の言う、
「学校の勉強さえきちんとしていれば、人生はどうにでもなる」
そんな言葉を鵜呑みにして、とりあえず勉強はしていた。
お陰で、いい大学には入れたものの、すぐに落ちこぼれ、派手な格好をして、遊んでいる子たちと友達になっても、はめを外せない。
しかし、本当だったとは⋯⋯。
「あの二人、友達としてはいい子だけど、どうして、そんな簡単なんだろう⋯⋯知り合ってまだ数日なのに」
つい、本音が漏れた。
「トーコって、見た目はいちばん派手なのに、実はいちばん純なんだ?」
そう言われ、思わず苦笑いした。
「純なのかなぁ⋯⋯?単純に、怖いだけかもしれない」
大学生になったばかりの頃から、私は自分のことがとても嫌いだった。
中高生の頃は、大人達の言う、
「学校の勉強さえきちんとしていれば、人生はどうにでもなる」
そんな言葉を鵜呑みにして、とりあえず勉強はしていた。
お陰で、いい大学には入れたものの、すぐに落ちこぼれ、派手な格好をして、遊んでいる子たちと友達になっても、はめを外せない。