フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「……わかりました! 元より、私の命はリリアナ様のためにあります。全力で、お守りします!」
胸を張るデイジーに「ありごとう」と声をかければ、彼女はいつものように破顔した。
「頼もしい限りだ。──それから、今後、茶会を開くことも増える。その時は、彼らを護衛につける」
そういったエドワード様は、少し離れたところで控えていた三名の騎士に視線を向けた。
三名は一歩前に足を踏み出し、姿勢を正した。よく見ると、その中に一人、見覚えのある顔があった。パサージュで子どもを助けてくれた男だ。彼は、私が気付いたことを察したのか、少し頭を下げた。
ローレンスが、彼らの前に歩み出て、こちらに向き直った。
「彼らは、ローレンス直属の騎士だ。信用に値する」
「わかりました」
彼らに向き直り、一同を見渡す。
「亡きエリザ様のためにも、必ずアルヴェリオンを守りましょう。皆さん、よろしくお願いします」
決意を胸に告げると、一歩前に踏み出したローレンスが「リリアナ様、必ずお守りします。妹の無念を晴らすためにも」といった。
胸を張るデイジーに「ありごとう」と声をかければ、彼女はいつものように破顔した。
「頼もしい限りだ。──それから、今後、茶会を開くことも増える。その時は、彼らを護衛につける」
そういったエドワード様は、少し離れたところで控えていた三名の騎士に視線を向けた。
三名は一歩前に足を踏み出し、姿勢を正した。よく見ると、その中に一人、見覚えのある顔があった。パサージュで子どもを助けてくれた男だ。彼は、私が気付いたことを察したのか、少し頭を下げた。
ローレンスが、彼らの前に歩み出て、こちらに向き直った。
「彼らは、ローレンス直属の騎士だ。信用に値する」
「わかりました」
彼らに向き直り、一同を見渡す。
「亡きエリザ様のためにも、必ずアルヴェリオンを守りましょう。皆さん、よろしくお願いします」
決意を胸に告げると、一歩前に踏み出したローレンスが「リリアナ様、必ずお守りします。妹の無念を晴らすためにも」といった。