フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
ドレスを見つめていると、サフィアが私を呼んだ。
「リリアナ様、今から御試着されますか?」
「え、でも……」
ちらりとエドワード様を見て、ちょっと首を傾げた。彼とのお茶会中に、それはどうなのかしら。
私の心中を察したのか、カップを受け皿に置いたエドワード様は「着替えておいで」といってくれた。少し躊躇する気持ちもあったけど、せっかくだから言葉に甘えることにした。
デイジーとサフィアと一緒に奥の部屋へと向かい、エドワード様を待たせてはならない。手早く着替えているときだった。
サフィアが私のウエストをリボンで締めながら、静かな声で話しかけてきた。
「リリアナ様、王妃様はとても狡猾な方です」
「……サフィアは、エリザ様の侍女だったのよね? ヴィアトリス王妃と話すこともあったの?」
「直接お話することはありませんでした。ですが、エリザ様が王妃様は狡猾で恐ろしい方だと仰っていました」
裾の長さを確認をはじめたサフィアは、顔を上げた。その眼差しは不可侵の森で見たローレンスを思い出させた。
「リリアナ様、今から御試着されますか?」
「え、でも……」
ちらりとエドワード様を見て、ちょっと首を傾げた。彼とのお茶会中に、それはどうなのかしら。
私の心中を察したのか、カップを受け皿に置いたエドワード様は「着替えておいで」といってくれた。少し躊躇する気持ちもあったけど、せっかくだから言葉に甘えることにした。
デイジーとサフィアと一緒に奥の部屋へと向かい、エドワード様を待たせてはならない。手早く着替えているときだった。
サフィアが私のウエストをリボンで締めながら、静かな声で話しかけてきた。
「リリアナ様、王妃様はとても狡猾な方です」
「……サフィアは、エリザ様の侍女だったのよね? ヴィアトリス王妃と話すこともあったの?」
「直接お話することはありませんでした。ですが、エリザ様が王妃様は狡猾で恐ろしい方だと仰っていました」
裾の長さを確認をはじめたサフィアは、顔を上げた。その眼差しは不可侵の森で見たローレンスを思い出させた。