フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
エリザ様にできなかったことをやりとげることで、私は初めて彼女と並び立てる気がする。
私は、私のためにも王妃から真実を引き出さなくちゃいけない。
「エド……あなたの薔薇として生きるためにも、真実を知る必要があるの」
震えそうになりながら、初めてエドワード様を愛称で呼んだ。
あなたの横にいるのは私だと。これからも横であなたを支えるのは、私なのだと伝えたかった。
エドワード様の瞳が見開かれた。
私の揺らがない決意を、彼はわかってくれたのだろうか。
少し眉をひそめると「リリアナは本当に強い」と呟きながら笑い、大きな手で私の髪に触れた。
「夜の茶会へ行くことを許す。だが、君を守るため、私もできることをしよう。一人で戦わせたりはしない」
エドワード様は真摯な眼差しを私に向け、自身の胸に輝くブローチに触れた。
◇
翌日、サフィアを連れて西の塔へと向かった。
夏の陽射しに汗が滲む中、辿り着いた塔はしんと静まり返っていた。その姿を見上げていると、塔の入り口に立っていた衛兵が二人、声をかけてきた。
私は、私のためにも王妃から真実を引き出さなくちゃいけない。
「エド……あなたの薔薇として生きるためにも、真実を知る必要があるの」
震えそうになりながら、初めてエドワード様を愛称で呼んだ。
あなたの横にいるのは私だと。これからも横であなたを支えるのは、私なのだと伝えたかった。
エドワード様の瞳が見開かれた。
私の揺らがない決意を、彼はわかってくれたのだろうか。
少し眉をひそめると「リリアナは本当に強い」と呟きながら笑い、大きな手で私の髪に触れた。
「夜の茶会へ行くことを許す。だが、君を守るため、私もできることをしよう。一人で戦わせたりはしない」
エドワード様は真摯な眼差しを私に向け、自身の胸に輝くブローチに触れた。
◇
翌日、サフィアを連れて西の塔へと向かった。
夏の陽射しに汗が滲む中、辿り着いた塔はしんと静まり返っていた。その姿を見上げていると、塔の入り口に立っていた衛兵が二人、声をかけてきた。