フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
突き刺さるような黒い瞳に息を飲む。
まさか、怪しいから飲みませんというわけにはいかないわ。
ちらりとテーブルへと視線を移して「いいえ」といながら、美しい花を指差した。
「紅茶も美味しかったのですが、こちらの花も気になってしまいまして」
「私も、気になっていました。そちらの薔薇は、とても瑞々しく美しいです」
私に賛同するように、クラリッサもカップを下ろしてテーブルの中央にある花飾りを見た。
「ふふっ、素敵でしょ。全部、今夜のためにフルーツで作らせたのよ」
「フルーツでございますか?」
「そう。遠慮なく食べていいのよ」
滑らかに語るヴィアトリス王妃は、ちらりと控えている侍女に視線を向けた。そうして手招くと、側に寄った彼女に、なにか耳打ちをする。
なにか、仕掛けるつもりかしら。
侍女の動きを視線で追っていると、他の侍女が側に寄ってきて、皿の上に薔薇をかたどった果物をのせた。
「食べてごらんなさい。たっぷりの蜜をかけていただくのも美味しいのよ」
「いただきます」
まさか、怪しいから飲みませんというわけにはいかないわ。
ちらりとテーブルへと視線を移して「いいえ」といながら、美しい花を指差した。
「紅茶も美味しかったのですが、こちらの花も気になってしまいまして」
「私も、気になっていました。そちらの薔薇は、とても瑞々しく美しいです」
私に賛同するように、クラリッサもカップを下ろしてテーブルの中央にある花飾りを見た。
「ふふっ、素敵でしょ。全部、今夜のためにフルーツで作らせたのよ」
「フルーツでございますか?」
「そう。遠慮なく食べていいのよ」
滑らかに語るヴィアトリス王妃は、ちらりと控えている侍女に視線を向けた。そうして手招くと、側に寄った彼女に、なにか耳打ちをする。
なにか、仕掛けるつもりかしら。
侍女の動きを視線で追っていると、他の侍女が側に寄ってきて、皿の上に薔薇をかたどった果物をのせた。
「食べてごらんなさい。たっぷりの蜜をかけていただくのも美味しいのよ」
「いただきます」