フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
第20話 魔族令嬢は、その魔力をもって王妃の企みを暴く
「私の話が真実だとして、誰が信じるの?」
高らかに笑うヴィアトリス王妃は「楽しかったでしょ?」といってディアナを振り返った。
ディアナは一糸乱れぬ姿で、騎士の腕に抱き締められている。騎士は他の男から彼女を守ろうとしているようにも見えた。
おそらく、彼がディアナの想い人なのだろう。
彼女の恋心を王妃は利用していたのだ。
「あなたをバカにする下級の令嬢を陥れ、愛しい騎士の腕に抱かれる。気分がいいでしょ?……そう、私のいうことを聞けば、なにも悪いようにはしないわ。さあ、甘い香に身を委ね、私に忠誠を誓いなさい」
ディアナの顔が青ざめていく。
そのすぐ側、床で身を丸くするクラリッサとマリアンヌも震えながら「お助け下さい」と声を引きつらせた。
「王妃たる私と、下賎な魔族の小娘、どちらの言葉に重みがあるというの? 私の言葉以外、誰も信じやしないわ!」
その時だった。
扉が勢いよく開け放たれ、エドワード様が姿を現し、「それはもちろん、我が妃だ!」と声を響かせた。
高らかに笑うヴィアトリス王妃は「楽しかったでしょ?」といってディアナを振り返った。
ディアナは一糸乱れぬ姿で、騎士の腕に抱き締められている。騎士は他の男から彼女を守ろうとしているようにも見えた。
おそらく、彼がディアナの想い人なのだろう。
彼女の恋心を王妃は利用していたのだ。
「あなたをバカにする下級の令嬢を陥れ、愛しい騎士の腕に抱かれる。気分がいいでしょ?……そう、私のいうことを聞けば、なにも悪いようにはしないわ。さあ、甘い香に身を委ね、私に忠誠を誓いなさい」
ディアナの顔が青ざめていく。
そのすぐ側、床で身を丸くするクラリッサとマリアンヌも震えながら「お助け下さい」と声を引きつらせた。
「王妃たる私と、下賎な魔族の小娘、どちらの言葉に重みがあるというの? 私の言葉以外、誰も信じやしないわ!」
その時だった。
扉が勢いよく開け放たれ、エドワード様が姿を現し、「それはもちろん、我が妃だ!」と声を響かせた。