フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
怒りに満ちた低い声が響き渡った。
エドワード様の後ろから入ってきたのは、ローレンスとベルフィオレ公爵夫人、それにロベルト王と三人の貴族──パスカリス侯爵、ノーブル子爵、セルダン子爵だった。
ジャケットを脱ぎながら近づくエドワード様は、私を捕らえていた騎士──ガルエン卿の腕に手をかけた。
「私の妃から手を放せ」
私の腰にかかっていた腕がびくりと震え、ガルエン卿はなに一つ言葉を発することなく、後ろに下がった。
突然の解放に、力が抜けてその場に倒れ込みそうになった私を、エドワード様はしっかりと抱きとめ、そのジャケットを肩にかけてくれた。そうして、耳元で「よく頑張った」と囁く。
顔を上げると、ノーブル子爵とセルダン子爵が、真っ青な顔をして娘たちに駆け寄るところだった。彼らは、泣きつく彼女たちを抱きとめ、そのジャケットで覆い隠すと、鋭い眼差しをヴィアトリス王妃へと向けた。
エドワード様の後ろから入ってきたのは、ローレンスとベルフィオレ公爵夫人、それにロベルト王と三人の貴族──パスカリス侯爵、ノーブル子爵、セルダン子爵だった。
ジャケットを脱ぎながら近づくエドワード様は、私を捕らえていた騎士──ガルエン卿の腕に手をかけた。
「私の妃から手を放せ」
私の腰にかかっていた腕がびくりと震え、ガルエン卿はなに一つ言葉を発することなく、後ろに下がった。
突然の解放に、力が抜けてその場に倒れ込みそうになった私を、エドワード様はしっかりと抱きとめ、そのジャケットを肩にかけてくれた。そうして、耳元で「よく頑張った」と囁く。
顔を上げると、ノーブル子爵とセルダン子爵が、真っ青な顔をして娘たちに駆け寄るところだった。彼らは、泣きつく彼女たちを抱きとめ、そのジャケットで覆い隠すと、鋭い眼差しをヴィアトリス王妃へと向けた。