フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「王妃様、これはどういう事か、お話しいただけますか?」
一歩前に出たパスカリス侯爵が静かに尋ねると、ヴィアトリス王妃はハッとして、ロベルト王をその瞳に写した。
私の力が解けたのね……
「ど、どうもこうも……陛下、恐ろしゅうございました! リリアナは騎士たちを操り、私を慕って集って下さいました令嬢たちを辱めようと……」
眉を歪めて涙を浮かべたヴィアトリスは、真っ白なドレスを翻してロベルト王へと駆け寄った。その身体にしなだれ、弱い王妃を演じる。
だけど、その体を受け止めた陛下の顔は真っ青だった。
「ヴィアトリス……本当のことを話してくれ……」
「私が嘘をつくことなどございましょうか! 色欲でエドワードを騙し、この国を陥れるつもりでございます」
さめざめと泣く姿に、再び怒りが込み上げた。
どれだけの嘘を重ねりつもりだろう。そうして、若き芽を摘んでなにになるというの。
「信じてください、陛下」
「ヴィアトリス……私は、そなたを信じたかった」
「……陛下?」
一歩前に出たパスカリス侯爵が静かに尋ねると、ヴィアトリス王妃はハッとして、ロベルト王をその瞳に写した。
私の力が解けたのね……
「ど、どうもこうも……陛下、恐ろしゅうございました! リリアナは騎士たちを操り、私を慕って集って下さいました令嬢たちを辱めようと……」
眉を歪めて涙を浮かべたヴィアトリスは、真っ白なドレスを翻してロベルト王へと駆け寄った。その身体にしなだれ、弱い王妃を演じる。
だけど、その体を受け止めた陛下の顔は真っ青だった。
「ヴィアトリス……本当のことを話してくれ……」
「私が嘘をつくことなどございましょうか! 色欲でエドワードを騙し、この国を陥れるつもりでございます」
さめざめと泣く姿に、再び怒りが込み上げた。
どれだけの嘘を重ねりつもりだろう。そうして、若き芽を摘んでなにになるというの。
「信じてください、陛下」
「ヴィアトリス……私は、そなたを信じたかった」
「……陛下?」