フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
「こ、これは……誤解です、陛下! そうです、これこそが、魔族の仕業にございます。私は騙され」
往生際の悪いことだ。
すうっと息を吸い、エドワード様のジャケットを握りしめながら立ち上がる。そうして、ロベルト王に懇願するヴィアトリス王妃に「真実を語りなさい」と告げた。
全身の魔力があふれ出る。風が吹き上げ、赤い花びらが舞い上がった。
エドワード様の手を放し、数歩前に出ると、こちらを見たヴィアトリス王妃の黒い瞳が見開かれ、その赤い唇が震え出した。
「ヴィアトリス、あなたの口で、真実を告げるのです」
「あ、あ……ちがっ……わた、くし……あ、ああっ……」
「さあ、罪を認め、楽になりなさい」
びっしりと汗をかいたヴィアトリス王妃の額にそっと触れると、断末魔のような叫びが王城を震わせた。それがぴたりと止んだかと思えば、項垂れた王妃は淡々と全てを語り始めた。
往生際の悪いことだ。
すうっと息を吸い、エドワード様のジャケットを握りしめながら立ち上がる。そうして、ロベルト王に懇願するヴィアトリス王妃に「真実を語りなさい」と告げた。
全身の魔力があふれ出る。風が吹き上げ、赤い花びらが舞い上がった。
エドワード様の手を放し、数歩前に出ると、こちらを見たヴィアトリス王妃の黒い瞳が見開かれ、その赤い唇が震え出した。
「ヴィアトリス、あなたの口で、真実を告げるのです」
「あ、あ……ちがっ……わた、くし……あ、ああっ……」
「さあ、罪を認め、楽になりなさい」
びっしりと汗をかいたヴィアトリス王妃の額にそっと触れると、断末魔のような叫びが王城を震わせた。それがぴたりと止んだかと思えば、項垂れた王妃は淡々と全てを語り始めた。