フェルナンドの薔薇は王弟殿下の愛で輝く~政略結婚で人族に嫁いだ魔族令嬢は、王弟殿下の優しさで愛を知る~
少しだけ信じられなくて「読みたいです」というと、エドワード様は「後で見せよう」と約束してくれた。
「元気になったら、一度、デズモンドへ行こう」
「デズモンドへ、ですか?」
「向こうから来るのは、なにかと大変だろう?」
いわれてみれば、確かにそうかもしれない。
フェルナンド家の武力はデズモンドの防衛ラインでも重要だわ。まだ魔物の休眠期に入っていないから、お兄様が国を離れるのは難しいだろう。それに、帰ることができるなら、お母様にもお会いできる。お父様のお墓にも──ハッとした。
お父様のお墓に行くよりも、まず、向かわなければならないところがあるわ。
「あ、あの……デズモンドへ帰るのもよいのですが、その前に、行きたいところがございます」
「どこだい?」
「……エリザ様のお墓へ、連れていって下さい」
私のお願いを聞いたエドワード様は、少し驚いた顔をした。だけど、すぐに微笑みを浮かべて「わかった」と頷く。
ほっと安堵すると、身体がずしりと重くなってきた。
「元気になったら、一度、デズモンドへ行こう」
「デズモンドへ、ですか?」
「向こうから来るのは、なにかと大変だろう?」
いわれてみれば、確かにそうかもしれない。
フェルナンド家の武力はデズモンドの防衛ラインでも重要だわ。まだ魔物の休眠期に入っていないから、お兄様が国を離れるのは難しいだろう。それに、帰ることができるなら、お母様にもお会いできる。お父様のお墓にも──ハッとした。
お父様のお墓に行くよりも、まず、向かわなければならないところがあるわ。
「あ、あの……デズモンドへ帰るのもよいのですが、その前に、行きたいところがございます」
「どこだい?」
「……エリザ様のお墓へ、連れていって下さい」
私のお願いを聞いたエドワード様は、少し驚いた顔をした。だけど、すぐに微笑みを浮かべて「わかった」と頷く。
ほっと安堵すると、身体がずしりと重くなってきた。