サイレント&メロディアス
ふたりでならんで片づけをして食器を洗う。俺が洗って水切りカゴに置いた食器をさおりさんが清潔なふきんで拭いて食器棚に戻す。
怪我しないように気をつけてくださいね。さおりさん。あなたの手はとても大事な手なんですから。
俺の質問にさおりさんは首までぱぱっと真っ赤になり、それから目をそらす。あ、耳まで真っ赤だ。俺はさおりさんが持っていた食器をそっと銀色のシンク台の上に下ろし、彼女の腰をふわっと抱き寄せる。意味ありげに。
「俺は、今夜、
さおりさんとずっといっしょにいたいです」
さおりさんはあわあわしている。小動物みたいで可愛い。顔も首も耳も、何なら手まで真っ赤にして。
「さおりさんはどうですか?」
さおりさんは小さくこくん、とうなずいた。俺は嬉しくなって、彼女の赤いほっぺにそっと頬ずりをする。
「さおりさん、大好きです」
俺は、さおりさんと過ごす夜がとても好きだ。
なぜかと言うと、
無口な彼女が繰り返し俺の名前を呼び、愛らしい声を上げて俺の腕の中で乱れてくれるから。
「俺は、さおりさんに夢中です」
俺が、唇に小さな笑みを浮かべると、
「黙れ」と言わんばかりにさおりさんが俺のその唇をふさいで来た。
怪我しないように気をつけてくださいね。さおりさん。あなたの手はとても大事な手なんですから。
俺の質問にさおりさんは首までぱぱっと真っ赤になり、それから目をそらす。あ、耳まで真っ赤だ。俺はさおりさんが持っていた食器をそっと銀色のシンク台の上に下ろし、彼女の腰をふわっと抱き寄せる。意味ありげに。
「俺は、今夜、
さおりさんとずっといっしょにいたいです」
さおりさんはあわあわしている。小動物みたいで可愛い。顔も首も耳も、何なら手まで真っ赤にして。
「さおりさんはどうですか?」
さおりさんは小さくこくん、とうなずいた。俺は嬉しくなって、彼女の赤いほっぺにそっと頬ずりをする。
「さおりさん、大好きです」
俺は、さおりさんと過ごす夜がとても好きだ。
なぜかと言うと、
無口な彼女が繰り返し俺の名前を呼び、愛らしい声を上げて俺の腕の中で乱れてくれるから。
「俺は、さおりさんに夢中です」
俺が、唇に小さな笑みを浮かべると、
「黙れ」と言わんばかりにさおりさんが俺のその唇をふさいで来た。