悪魔的生徒会長が妙に甘いのですが……。
やはり謝罪は直接すべきだろうと自分に言い聞かせ、寝不足のままどうにか重い足を引きずって登校したのだ。
「にしても眠……」
まぶたに磁石が入ってるんじゃないかと思うほど重い。油断すると閉じてしまいそう。
午後の授業で寝ないように気を付けないとな……。
まあ、存在感薄すぎるあまりに寝ていて気付かれたこともないのだけど……。
とにかく、諸々の問題は後で考えよう。
とりあえず今はお昼だ。ご飯食べてたら眠気もなくなるでしょう。
わたしはなるべく人の少ない特別教室棟側の階段へと向かう。
今日のランチセットは何だろう。サバの味噌煮だったらいいな──。
……寝不足によるふらつき、考え事をしていたための注意力不足。
もしも心身共に万全な状態だったなら、この事態は引き起こされなかったのかもしれない。
あるいは、人混みを恐れず本棟の階段を使っていれば。