森の魔女と託宣の誓い -龍の託宣5-
いつもリーゼロッテが目を回してしまうからだろうか。今日の口づけは手加減をされながら、段階を追っていくように感じられた。
「んっふ……ん」
鼻から抜ける声が恥ずかしくて、逃げようとする顔を包まれる。
(これ、いつまで続くんだろう)
いつまでも終わりを見せない口づけに、そんな疑問が湧いてくる。ふわふわとしたまま延々と口づけられて、ジークヴァルトは一向にキスをやめようとしない。
(こんなとき、いつもどうやって終わってたっけ……)
公爵家の執務室での光景が浮かんでくる。口づけられて目を回す自分。騒ぎ出す異形の者に、ひっくり返る部屋の中。そこに血相を変えたマテアスが、叫びながら止めに入るのがいつものことだ。
(ここ、異形、いない! マテアスも、いない……!)
外はしんしんと雪が降っていて、薪の爆ぜる音が時折響く。そんな静かな室内に、漏れる吐息とリップ音が、いくつもいくつも重ねられていく。
だんだんと疲れてきて、吸われ続ける唇もこのままでは腫れあがりそうな勢いだ。息も絶え絶え伺うように瞼を開く。熱のこもった瞳でジークヴァルトが、自分の顔をじっと見つめていた。
目が合った瞬間、口づけがさらに深められる。肩を押すようにシャツをつかみとるも、弱い抵抗にすらならなかった。
「ぁふっあ……」
口をつく声に、気を回すこともままならない。意識を保てなくなってきて、この調子だと気絶コース一直線だ。そんなことを思ったときに、頬を包んでいた手が、ゆっくりと下に滑り落ちていった。
「んんんっ!?」
(ヴァルト様に胸を……!)
「んっふ……ん」
鼻から抜ける声が恥ずかしくて、逃げようとする顔を包まれる。
(これ、いつまで続くんだろう)
いつまでも終わりを見せない口づけに、そんな疑問が湧いてくる。ふわふわとしたまま延々と口づけられて、ジークヴァルトは一向にキスをやめようとしない。
(こんなとき、いつもどうやって終わってたっけ……)
公爵家の執務室での光景が浮かんでくる。口づけられて目を回す自分。騒ぎ出す異形の者に、ひっくり返る部屋の中。そこに血相を変えたマテアスが、叫びながら止めに入るのがいつものことだ。
(ここ、異形、いない! マテアスも、いない……!)
外はしんしんと雪が降っていて、薪の爆ぜる音が時折響く。そんな静かな室内に、漏れる吐息とリップ音が、いくつもいくつも重ねられていく。
だんだんと疲れてきて、吸われ続ける唇もこのままでは腫れあがりそうな勢いだ。息も絶え絶え伺うように瞼を開く。熱のこもった瞳でジークヴァルトが、自分の顔をじっと見つめていた。
目が合った瞬間、口づけがさらに深められる。肩を押すようにシャツをつかみとるも、弱い抵抗にすらならなかった。
「ぁふっあ……」
口をつく声に、気を回すこともままならない。意識を保てなくなってきて、この調子だと気絶コース一直線だ。そんなことを思ったときに、頬を包んでいた手が、ゆっくりと下に滑り落ちていった。
「んんんっ!?」
(ヴァルト様に胸を……!)