森の魔女と託宣の誓い -龍の託宣5-
自分の持てる知識の限りを尽くして懸命に説明していく。自転車の構造を思い出しながら、なんとか理解してもらえるようにと言葉を選んだ。拙いながらも絵を添えると、マテアスが興味深そうな顔をする。
「ですがそれですと、前輪は必要ないのでは?」
「確かにそうね。固定した状態ならそうだけれど、うまくバランスを取ればこの車は前へと進むのよ?」
エアロバイクなら後輪も必要ないが、どうせなら実用的なものを作ってみたい。
「なるほど……試作に時間を頂ければ、わが領の技術なら形になるかもしれません」
「よかった! それがあればこの部屋でも無理なく運動ができるわ」
歩かずとも脚力向上に役立つ上、何よりジークヴァルトに知られず漕ぎたい放題だ。
「時間はかかるかもしれませんが、ご希望に沿えるようやってみます。こちらの設計図はお預かりしてもよろしいでしょうか」
「ええ、もちろん。だけれどわたくしも知識が曖昧で、その通りではうまくいかないかもしれないわ」
「承知いたしました。試行錯誤を続けて形にしてみます」
こうしてリーゼロッテのお部屋フィットネスクラブ化計画が、ジークヴァルトに内緒で進められることになったのだった。
「ですがそれですと、前輪は必要ないのでは?」
「確かにそうね。固定した状態ならそうだけれど、うまくバランスを取ればこの車は前へと進むのよ?」
エアロバイクなら後輪も必要ないが、どうせなら実用的なものを作ってみたい。
「なるほど……試作に時間を頂ければ、わが領の技術なら形になるかもしれません」
「よかった! それがあればこの部屋でも無理なく運動ができるわ」
歩かずとも脚力向上に役立つ上、何よりジークヴァルトに知られず漕ぎたい放題だ。
「時間はかかるかもしれませんが、ご希望に沿えるようやってみます。こちらの設計図はお預かりしてもよろしいでしょうか」
「ええ、もちろん。だけれどわたくしも知識が曖昧で、その通りではうまくいかないかもしれないわ」
「承知いたしました。試行錯誤を続けて形にしてみます」
こうしてリーゼロッテのお部屋フィットネスクラブ化計画が、ジークヴァルトに内緒で進められることになったのだった。