贅沢悪女と断罪された私がドレスを脱ぎ捨てた結果。
彼は第三皇子でありながらバロン帝国の皇太子になるような男だ。程々に色香を出して酔わせないと、シラフの状態ではバッサリ切られる。
隠れ家のような小さな建物に入って扉を背にした彼は、廊下の奥より歩いてきた侍従に渡されたグラスの中の液体を口に含み私に口移ししてきた。
「ん、んんぅ」
この早い展開は予想外だ。ガッツリ手を出してくるとは思ってもみなかった。
私は彼の胸をトントン叩いて唇を離してもらった。唇の端からツゥと冷たい液が伝う。
飲んだ事のない甘く柔らかい味、アルコールが入っていたのか頭がポーッとした。
隠れ家のような小さな建物に入って扉を背にした彼は、廊下の奥より歩いてきた侍従に渡されたグラスの中の液体を口に含み私に口移ししてきた。
「ん、んんぅ」
この早い展開は予想外だ。ガッツリ手を出してくるとは思ってもみなかった。
私は彼の胸をトントン叩いて唇を離してもらった。唇の端からツゥと冷たい液が伝う。
飲んだ事のない甘く柔らかい味、アルコールが入っていたのか頭がポーッとした。