贅沢悪女と断罪された私がドレスを脱ぎ捨てた結果。
「フレデリック皇太子殿下、ダイヤモンドの採掘権を譲って頂ければ、こちらで加工して素晴らしい品にしてバロン帝国に納入致します。加工した宝石の売上の半分をお渡ししたいと思ってますわ」
フレデリックは私の腰を支えながら、考え事をしているようだった。私の体に触れながらまともな判断ができる自信があるらしい。回帰前、私の体は少なからずオスカーを狂わせた。
男好きする下品な身体つきをしてると陰口を言われた事もあるが、それで少しでも眼前の権力者の判断能力を鈍らせられたらラッキーだ。オスカー以外の男に身体を触れさせたくはないが、崖っぷちの状態の今はそんな我儘は封印する。
「半分⋯⋯。それならば私の方で何とか契約を進めましょう」
加工の手間が省けるという利点もあると思って貰えてホッとする。アベラルド王国の失業率は非常に高く、豊かと称されるヘッドリー領地でも五割を超える。
こちらとしては雇用も創出できて良いことづくめだ。
「ありがとうございます。では、決まりですね。国同士の契約ですよ。早速、一筆書いて頂きましょうか」
フレデリックは私の腰を支えながら、考え事をしているようだった。私の体に触れながらまともな判断ができる自信があるらしい。回帰前、私の体は少なからずオスカーを狂わせた。
男好きする下品な身体つきをしてると陰口を言われた事もあるが、それで少しでも眼前の権力者の判断能力を鈍らせられたらラッキーだ。オスカー以外の男に身体を触れさせたくはないが、崖っぷちの状態の今はそんな我儘は封印する。
「半分⋯⋯。それならば私の方で何とか契約を進めましょう」
加工の手間が省けるという利点もあると思って貰えてホッとする。アベラルド王国の失業率は非常に高く、豊かと称されるヘッドリー領地でも五割を超える。
こちらとしては雇用も創出できて良いことづくめだ。
「ありがとうございます。では、決まりですね。国同士の契約ですよ。早速、一筆書いて頂きましょうか」