私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ








『一日目は一般公開の後、ライブステージが行われます。参加希望の方は────』


「くちゅんっ、」


「くしゃみ可愛───、大丈夫?風邪ひいたんじゃ・・・」


「へーきへーき」


(なにか聞こえたが気のせいか)


時間は少し進み翌日へ。文化祭の説明会という名目のもと開かれた集会に私達は参加していた。


今回は特に指定もないため皆とまとまって座ってる訳だが・・・。





平気だとは言ったが昨日と比べて体がだるいし喉が痛む。


あの後何故か第二音楽室にある着替えとタオルを借りて帰れたものの、冷え始めたこの季節には流石に勝てなかったようでこれ以上悪化しないことを祈るばかりだ。


僅かな頭痛を感じながらのど飴を転がしていれば、話題は文化祭二日目へと変わった。


「これが旭ヶ丘の文化祭が注目される理由だぞ!」


「うんうん!」


浮かれる二人を見守りながら進行役の話に耳を傾ける。





『皆さんご存知の通り、今回も二日目にはミスコンが開催されま〜す!!』





「ミスコン・・・?」


って、あれ?


「お二人がご想像されているものでお間違いないかと。うちは女子生徒限定のミスコンが行われるのです」


「男子生徒はないわけ?」


皐月は興味があったりするのだろうか。まぁ、この子なら問題なく上位に入るだろうな。
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