私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ
ミスターコンなるものも最近は増えていると聞くしそこはどうなんだろうか。


「こういう世界だろ?どうしたって俺達みたいなのが票を貰っちゃうし公平じゃないからね。同じ理由で姫の参加もできないんだ」


「なるほど」


どうやったって日頃から人気を集めているこいつらに票が入るのは避けれない、か。


そこはしっかり考えられているわけか。


藤城が体育館は一日目しか使えないと言っていたのにも納得できた。


「ましろん人気がある理由、これだけだと思ってない?」


「どういうことよ」


「勝った人には賞品をみたいなモットーがある訳じゃん?ここ」


まぁ、否定はできないわな。盛り上がるでしょ?と楽しげに笑うヒメの姿が容易に想像できる。





「このミスコンでもあるわけでー。なんとね、優勝賞品は





"好きな男子生徒と一日デート券"





なわけよ」





にんまりと笑う水嶋。


なるほど、通りで参加者として壇上に上がった女子生徒達がピリピリしているわけだ。


それにしても"一日デート券"ねぇ。


「毎回審査項目が変わるし見てるのは楽しいんだけどな。その、相手に選ばれないかだけハラハラするよな・・・」


何とも言えない様子で小さくなる瑠璃川。
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