私は‪✕‬‪✕‬を知らないⅡ
一方的な好意を押し付けられるような形になることもあるだろうし、男側からしたら素直に喜べない点もあるか。


お互いが相思相愛とまではいかなくても少なからず好意があればいいんだろうが・・・。


こいつらからすれば前者な事がほとんどだろうな。


「というかあの子、去年2位だった子だよね。朔夜の熱狂的なファンで指名しようとしてたし今年は危ないんじゃないー?」


水嶋が指差す人間に目を向ける。





あいつは・・・、


『はは!傑作なんだけどっ!』


昨日水をぶっかけてくれた奴らの主犯格じゃないか。


女は嬉しそうにデート相手に皇の名をあげている。


・・・そういえばリボンを濡らしてくれたお礼はまだだったな。


こいつらに気づかれないように怒りを抑えるも消えそうにない。


「・・・だるい」


「ま、まぁ、俺達にはどうしようもないからなぁ」


・・・谷垣の言葉はごもっともだ。今すぐにどうこうできる訳ではないのだからこの時間は無意味だ。



そう自分に言い聞かせる。





『以上が参加者となります。と、言いたいところですが今回とある方の参加を希望される声が多くてですね』





「?」


進行の言葉にざわつく生徒。


「あれ、こんなこと今までなかったよね・・・?」
< 145 / 176 >

この作品をシェア

pagetop