俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
美波はまだ怒り冷めやらぬ様子で食ってかかろうとしていて、それを止めた。
「私のために怒ってくれてありがとう。でも、もういいよ。場所を移して勇大と話し合うから」
「ふたりで? なにかされるかもしれないよ。私も行く」
「大丈夫。言ってなかったと思うけど私、キックボクシング習ってるんだ。勇大より強いから」
とは言っても勇大は暴力的な性格ではないので、襲われる心配はしていない。
「このまま追い続けられても困るから、ふたりで話し合ってきっちり終わらせる」
「でも」
「旦那さんが美味しい夕食作って待ってるんでしょ? 私のことは気にせず帰って。お願い」
「わかった……」
聞き入れてくれた美波だったが、去り際に「ヤバいと思ったら連絡してね。駆けつけるから」と耳打ちされた。
美波の後姿が遠ざかると、勇大が嬉しそうな顔をする。
「梨乃、ありがとう」
「話しはするけど、勘違いしないでね。やり直す気はないから。諦めてもらうための話し合いだよ」
「ああ……」
近くの店だと自社の社員がいるかもしれないので、電車で二駅先に移動した。
駅前の大通りに面した商業ビルの一階にある居酒屋に入ろうとしたが、金曜日のせいか満席だった。
「カラオケは?」と目についた看板を勇大が指さす。
「個室は無理。そっちのお店にしよう」
「私のために怒ってくれてありがとう。でも、もういいよ。場所を移して勇大と話し合うから」
「ふたりで? なにかされるかもしれないよ。私も行く」
「大丈夫。言ってなかったと思うけど私、キックボクシング習ってるんだ。勇大より強いから」
とは言っても勇大は暴力的な性格ではないので、襲われる心配はしていない。
「このまま追い続けられても困るから、ふたりで話し合ってきっちり終わらせる」
「でも」
「旦那さんが美味しい夕食作って待ってるんでしょ? 私のことは気にせず帰って。お願い」
「わかった……」
聞き入れてくれた美波だったが、去り際に「ヤバいと思ったら連絡してね。駆けつけるから」と耳打ちされた。
美波の後姿が遠ざかると、勇大が嬉しそうな顔をする。
「梨乃、ありがとう」
「話しはするけど、勘違いしないでね。やり直す気はないから。諦めてもらうための話し合いだよ」
「ああ……」
近くの店だと自社の社員がいるかもしれないので、電車で二駅先に移動した。
駅前の大通りに面した商業ビルの一階にある居酒屋に入ろうとしたが、金曜日のせいか満席だった。
「カラオケは?」と目についた看板を勇大が指さす。
「個室は無理。そっちのお店にしよう」