俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
ホッとして涙が出そうになる。
どうしてここにいるのかわからないが、助けを求める声が届いたような気がしていた。
梨乃が話せる状態だとわかって、黒見が安堵したような顔をした。
その空気を壊すように勇大が詰めよる。
「誰だよ?」
「梨乃の恋人だ」
「好きな男がいるとは言われたが、交際はしていない話だったぞ」
「その情報は古い。梨乃、お前の口から説明できるか?」
黒見に聞かれて頷いた。
「この人は私の恋人。愛し合っているの」
その場しのぎで言ったわけじゃない。窮地に駆けつけてくれる彼の愛情のどこに不安がる必要があるのだろうか。
慎重派な自分は消え、自分たちの愛情はずっと続くと信じる気持ちだけが胸に広がっていた。
「わかったら諦めろ。牧本勇大、お前に勝ち目はない。この件はNCPグループの社長に直接連絡して報告済みだ。然るべき対処を頼んでおいた」
目を見開いたのは勇大だけでなく、梨乃もだ。
「そこまでするのはやめてって言ったのに」
「情けをかける価値もない男だろ。梨乃に危害を加えようとする者は誰であろうと容赦しない」
強い愛情を感じて心臓が波打った。
梨乃が望む対処法ではなかったが、こうなるのはやむを得ない気もする。
頬を染める梨乃とは対照的に、勇大は青ざめていた。
「うちの社長にって……何者だ?」
「この人は黒見将吾。クライフ・ジャパンのCEOだよ」
どうしてここにいるのかわからないが、助けを求める声が届いたような気がしていた。
梨乃が話せる状態だとわかって、黒見が安堵したような顔をした。
その空気を壊すように勇大が詰めよる。
「誰だよ?」
「梨乃の恋人だ」
「好きな男がいるとは言われたが、交際はしていない話だったぞ」
「その情報は古い。梨乃、お前の口から説明できるか?」
黒見に聞かれて頷いた。
「この人は私の恋人。愛し合っているの」
その場しのぎで言ったわけじゃない。窮地に駆けつけてくれる彼の愛情のどこに不安がる必要があるのだろうか。
慎重派な自分は消え、自分たちの愛情はずっと続くと信じる気持ちだけが胸に広がっていた。
「わかったら諦めろ。牧本勇大、お前に勝ち目はない。この件はNCPグループの社長に直接連絡して報告済みだ。然るべき対処を頼んでおいた」
目を見開いたのは勇大だけでなく、梨乃もだ。
「そこまでするのはやめてって言ったのに」
「情けをかける価値もない男だろ。梨乃に危害を加えようとする者は誰であろうと容赦しない」
強い愛情を感じて心臓が波打った。
梨乃が望む対処法ではなかったが、こうなるのはやむを得ない気もする。
頬を染める梨乃とは対照的に、勇大は青ざめていた。
「うちの社長にって……何者だ?」
「この人は黒見将吾。クライフ・ジャパンのCEOだよ」