俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
「見くびらないで。なにがあってもプロジェクトメンバーだけで対処できるように準備してある。そんな心配もいらないくらい計画は完璧だけどね。自信しかないから」

本心なのか探るように見てくる目と視線をぶつけ合う。

(信じてよ)

「将吾が私を大切に想っているのはよくわかってるから、そばにいてくれなくても平気だよ。もちろん私の愛も揺らがない。自分の仕事を優先して」

きっぱりと言い切ると、黒見がフッと笑った。

「強すぎだろ」

彼の頬を挟んでいた手を外されて首に回しかけられた。そのままベッドに仰向けに倒される。

「一週間ほど行ってくる」

「いってらっしゃい」

「梨乃、ありがとう。愛してる」

「私も愛してる」

見つめ合い唇を重ねて、しばしお互いを味わう。

唇が離されるとベッドライトを消し、暗闇の中で抱きしめ合った。

裸の彼の胸から落ち着いた鼓動が聞こえる。

心地いいと思いながら目を閉じて数分が過ぎた時、先に夢の中に落ちそうな彼が寝言のように呟いた。

「安心できるんだ。梨乃を抱いていると。ずっと闘っているのはきついから……」

弱音を聞かせてくれるのは信頼の証だと感じて嬉しくなる。

(将吾の人生はハードだと思う。平気な顔で強がっているけど、本当はずっと誰かに甘えたかったのかも)

「もっと甘えていいよ」

返事の代わりに穏やかな寝息が聞こえてきた。

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