俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
経営者は石橋を叩いて渡るような保守的な性格の人が多いと勝手に思っていたのだが、彼はリスクを考えて慎重になるより挑戦を好むようだ。
(この会社に入ってよかった)
トップとしての彼を慕う気持ちが芽生える。
喜びが顔に出てしまうと、黒見が立ち上がりドアへと向けて歩き出す。
「宮内、十二時半から三十分間、俺とミーティングだ」
「えっ、今日の予定でしょうか?」
「スケジュールが空いていないのか?」
「いえ、それまでに資料のご用意ができません」
「不要だ。方向性のみ具体的にしたいだけだ。昼食を取りながら話そう。社食と俺の執務室、どちらがいい?」
黒見とのランチミーティングはかなり注目を浴びそうだ。人の多い社員食堂は避けたいと思い、そうなると選択肢はひとつしか残らない。
「執務室でお願いします」
「わかった。俺と同じ弁当を用意させておく」
それを言い終えた黒見が廊下に出ていき、ドアが閉まった。
企画が通って半分夢心地だが、「宮内さん」と富樫に呼びかけられてハッとした。
「大変申し訳ございません。先に富樫マネージャーにご相談すべきでした。言い訳になってしまいますが、議題にあげる気は少しもなかったんです。でもCEOが話を聞いてくれそうな雰囲気でしたので……」
失礼なことをしてしまった自覚があるので、キーボードに額がつきそうなほど頭を下げた。
(この会社に入ってよかった)
トップとしての彼を慕う気持ちが芽生える。
喜びが顔に出てしまうと、黒見が立ち上がりドアへと向けて歩き出す。
「宮内、十二時半から三十分間、俺とミーティングだ」
「えっ、今日の予定でしょうか?」
「スケジュールが空いていないのか?」
「いえ、それまでに資料のご用意ができません」
「不要だ。方向性のみ具体的にしたいだけだ。昼食を取りながら話そう。社食と俺の執務室、どちらがいい?」
黒見とのランチミーティングはかなり注目を浴びそうだ。人の多い社員食堂は避けたいと思い、そうなると選択肢はひとつしか残らない。
「執務室でお願いします」
「わかった。俺と同じ弁当を用意させておく」
それを言い終えた黒見が廊下に出ていき、ドアが閉まった。
企画が通って半分夢心地だが、「宮内さん」と富樫に呼びかけられてハッとした。
「大変申し訳ございません。先に富樫マネージャーにご相談すべきでした。言い訳になってしまいますが、議題にあげる気は少しもなかったんです。でもCEOが話を聞いてくれそうな雰囲気でしたので……」
失礼なことをしてしまった自覚があるので、キーボードに額がつきそうなほど頭を下げた。