俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
(いや、違うでしょう。証拠もないのに疑ったら失礼だ。執務室への呼び出しはきっともうないだろうし、仕事はともかく恋愛面で宇津木さんを刺激することはこの先ないんだから、過剰に意識するのはやめよう)
黒見のハンターのごとき台詞を思い出しかけたが、無理やり頭の隅に追いやって安心しようとした。
「嫌がらせはないから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。なにかあれば相談に乗ってね」
片づけを終えて部署に戻ると時刻は十七時半だ。
今日も使用しているのは出入口に一番近い席で、そこにノートパソコンを置いて座ろうとした時、黒見の声が聞こえた気がした。
ハッと顔を上げると、ふたつ向こうの中ほどにあるテーブルの横に彼を見つけた。
この部署内にいるはずがないと思っていたため驚いている。
一瞬、自分に話があってきたのかと思ってしまったが、富樫と立ち話をしている様子だ。
(私に、だなんて自意識過剰で恥ずかしい。それにしても呼び出さずに、わざわざ部署まで足を運ぶんだ)
あちこちのミーティングに顔を出していることも含めフットワークが軽い人だと感心していると、梨乃に気づいたようにふたりの視線がこちらへ向いた。
(えっ、やっぱり私?)
「宮内さん」と富樫に呼ばれ、つい宇津木を捜してしまう。
幸いにも彼女の姿はなく、ホッとして彼らのそばへ行き会釈した。
黒見のハンターのごとき台詞を思い出しかけたが、無理やり頭の隅に追いやって安心しようとした。
「嫌がらせはないから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。なにかあれば相談に乗ってね」
片づけを終えて部署に戻ると時刻は十七時半だ。
今日も使用しているのは出入口に一番近い席で、そこにノートパソコンを置いて座ろうとした時、黒見の声が聞こえた気がした。
ハッと顔を上げると、ふたつ向こうの中ほどにあるテーブルの横に彼を見つけた。
この部署内にいるはずがないと思っていたため驚いている。
一瞬、自分に話があってきたのかと思ってしまったが、富樫と立ち話をしている様子だ。
(私に、だなんて自意識過剰で恥ずかしい。それにしても呼び出さずに、わざわざ部署まで足を運ぶんだ)
あちこちのミーティングに顔を出していることも含めフットワークが軽い人だと感心していると、梨乃に気づいたようにふたりの視線がこちらへ向いた。
(えっ、やっぱり私?)
「宮内さん」と富樫に呼ばれ、つい宇津木を捜してしまう。
幸いにも彼女の姿はなく、ホッとして彼らのそばへ行き会釈した。