俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
「年明けに黒見CEOのニューヨーク出張に同行してもらうことになったから。スケジュールを調整しておいてね」
(私を連れていくの!?)
驚いて黒見の顔を見た。真顔の彼の真意はわからないが、嫌な予感がして恐る恐る尋ねる。
「あの、私の他に同行者は……」
「いない。俺と宮内のふたりだ」
(マジですか)
頭の隅に追いやっていた彼のハンターのような台詞が、意識の真ん中に戻ってきてしまう。
『俺は狙った獲物は逃がさない。覚悟しておけ』
(これって公私混同? まさかね。内容を聞けば私を同行させる理由がわかるはず)
焦るのはまだ早いと質問を重ねる。
「出張の内容はどのようなものでしょうか?」
「視察とレセプションパーティーだ」
もし恋愛目的なら後ろめたさが少しは口調に表れると思うが、いたって普通でいつも通り堂々とした雰囲気を醸し出している。
それを感じても梨乃はまだ困惑していた。
(レセプションパーティーに末端社員の私を連れていく意味は?)
疑う気持ちを消せないが、業務命令なので「わかりました」と答えるしかなかった。
「宮内、このあとは?」
今は退勤時刻の二十分前だ。出張の打ち合わせをすると言われる予想をしながら答える。
「富樫マネージャーに、新プロジェクトのミーティング後の報告をします」
(私を連れていくの!?)
驚いて黒見の顔を見た。真顔の彼の真意はわからないが、嫌な予感がして恐る恐る尋ねる。
「あの、私の他に同行者は……」
「いない。俺と宮内のふたりだ」
(マジですか)
頭の隅に追いやっていた彼のハンターのような台詞が、意識の真ん中に戻ってきてしまう。
『俺は狙った獲物は逃がさない。覚悟しておけ』
(これって公私混同? まさかね。内容を聞けば私を同行させる理由がわかるはず)
焦るのはまだ早いと質問を重ねる。
「出張の内容はどのようなものでしょうか?」
「視察とレセプションパーティーだ」
もし恋愛目的なら後ろめたさが少しは口調に表れると思うが、いたって普通でいつも通り堂々とした雰囲気を醸し出している。
それを感じても梨乃はまだ困惑していた。
(レセプションパーティーに末端社員の私を連れていく意味は?)
疑う気持ちを消せないが、業務命令なので「わかりました」と答えるしかなかった。
「宮内、このあとは?」
今は退勤時刻の二十分前だ。出張の打ち合わせをすると言われる予想をしながら答える。
「富樫マネージャーに、新プロジェクトのミーティング後の報告をします」