俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
ドレープのついたカーテンや照明は西洋調で、エレガントな雰囲気のインテリアだ。
窓の外には都会の夜景が広がっていて素敵だが、黒服の店員と黒見の会話に気が逸れる。
「二名様用のテーブルにお取り替えしますので少々お待ちください」
「いえ、このままでいいです。事前に連絡を入れずに来たのですから、お気遣いなく。食材など他にも不都合があれば言ってください」
「お心遣い誠にありがとうございます。当店といたしましては、黒見様のご要望をできる限り叶えたい気持ちでおります。なんなりとお申し付けくださいませ」
「ありがとうございます」
(なんなの、この特別扱いは)
店員が引いてくれた椅子に座りながらまだ戸惑っている。
コートを預かってくれた店員は、ふたり分のテーブルセットを残して他を回収しメニューを置いて退室した。
特別扱いの理由が気になり、夜景を背景に向かいの席に座った黒見に尋ねる。
「ここは黒見CEOの専用部屋なんですか?」
するとワインメニューを見ている彼がサラッと説明してくれる。
「商談相手と話の流れで急な会食を決めた場合、いい店の個室が取れないと困るからな。この部屋は五年前からいつでも使えるという契約で借りているんだ。もちろん相応の対価は支払っている」
「それは、社の経費ですか……?」
窓の外には都会の夜景が広がっていて素敵だが、黒服の店員と黒見の会話に気が逸れる。
「二名様用のテーブルにお取り替えしますので少々お待ちください」
「いえ、このままでいいです。事前に連絡を入れずに来たのですから、お気遣いなく。食材など他にも不都合があれば言ってください」
「お心遣い誠にありがとうございます。当店といたしましては、黒見様のご要望をできる限り叶えたい気持ちでおります。なんなりとお申し付けくださいませ」
「ありがとうございます」
(なんなの、この特別扱いは)
店員が引いてくれた椅子に座りながらまだ戸惑っている。
コートを預かってくれた店員は、ふたり分のテーブルセットを残して他を回収しメニューを置いて退室した。
特別扱いの理由が気になり、夜景を背景に向かいの席に座った黒見に尋ねる。
「ここは黒見CEOの専用部屋なんですか?」
するとワインメニューを見ている彼がサラッと説明してくれる。
「商談相手と話の流れで急な会食を決めた場合、いい店の個室が取れないと困るからな。この部屋は五年前からいつでも使えるという契約で借りているんだ。もちろん相応の対価は支払っている」
「それは、社の経費ですか……?」