俺様CEOは激愛の手を緩めない~人生どん底のはずが執着愛で囲い娶られました~
それも嘘ではない理由だが、正直に言うとふたりきりでの出張で恋愛関係を怪しむような噂が流れるのを阻止したい気持ちもある。同行者が複数なら、宇津木の嫉妬も多少は和らげられるのではないだろうか。
話しながら食べ進み、ポワソンの皿が出されたところだ。
(あっ、醤油の香りがする)
日本人の食欲を刺激する香りに気が逸れる。
金目鯛の煮つけのフランス料理風といった一品で、黒見が創作料理と言っていた意味を理解した。
(ん、おいしっ。醤油の香りはするのに味はしっかりフレンチ。こんな料理があるんだ。黒見CEOが連れてきてくれなかったら、一生出会えなかった味だ。感謝しないと)
ワインは料理に合わせてグラスで提供されている。
今飲んでいるのは覚えられない長いフランス語名の白ワインで、キリッと辛口だ。
ポワソンのまろやかなソースとの相性が抜群によく、すいすいと飲めてしまう。
酔いはほろ酔いの一段階上にシフトした。
やや気分が高揚している中で「同行者は増やさない」と黒見に却下されてしまい、酔いにまかせて本音をぶつけた。
「ひとりぐらい増やしてくれてもいいじゃないですか。このままだと公私混同と思われますよ」
「誰にだ?」
「社員全員にです。特に私の部署の女性社員の目が気になります」
「気にするな。それとも実害があるからそう言うのか?」
話しながら食べ進み、ポワソンの皿が出されたところだ。
(あっ、醤油の香りがする)
日本人の食欲を刺激する香りに気が逸れる。
金目鯛の煮つけのフランス料理風といった一品で、黒見が創作料理と言っていた意味を理解した。
(ん、おいしっ。醤油の香りはするのに味はしっかりフレンチ。こんな料理があるんだ。黒見CEOが連れてきてくれなかったら、一生出会えなかった味だ。感謝しないと)
ワインは料理に合わせてグラスで提供されている。
今飲んでいるのは覚えられない長いフランス語名の白ワインで、キリッと辛口だ。
ポワソンのまろやかなソースとの相性が抜群によく、すいすいと飲めてしまう。
酔いはほろ酔いの一段階上にシフトした。
やや気分が高揚している中で「同行者は増やさない」と黒見に却下されてしまい、酔いにまかせて本音をぶつけた。
「ひとりぐらい増やしてくれてもいいじゃないですか。このままだと公私混同と思われますよ」
「誰にだ?」
「社員全員にです。特に私の部署の女性社員の目が気になります」
「気にするな。それとも実害があるからそう言うのか?」