君と青空


私は、顔を洗う。

鏡にはとても見れたものじゃないモノが写っていた。

鏡を見るのが苦痛で仕方ない。

でも自分の顔がコンプレックスである素ぶりをしたら、きっとアイツらをいい気にさせる。


「何やってんだよ、日夏(ひな)。どけ、私顔洗いたいんだけど。」

いつの間にか起きていた花凪が私を蹴る。

お母さんが足を引きずりながらトイレに向かう。

お母さんは足が悪い。

いつもいつも足を痛がっている。


私は、化粧水を塗る。

自分でブスと殴り書きをした、勉強机の上に置いてある鏡を見る。


私と花凪の部屋は私と花凪の机で国境が引かれているように、有様が違う。

私の机の上は台風が過ぎ去った後のように酷い。

消しカスがこびりつき、鉛筆でのたくさんの落書き。

大量の参考書と使い終わったルーズリーフ。


花凪の机は恋の本が大量に綺麗に並べられており、見るからして「恋してるなぁ」ということがわかる。

紫地雷系統でまとめられた綺麗な机だ。


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