王子は完璧少女に甘すぎる

紫音 side鷲

「俺、今日助っ人」

俺は今日、バスケ部の手伝いに行き一人で帰ることになった。

今の時期は生徒会の仕事もないから平気でサボることができた。

「鷲!」

聞き覚えのある・・・・・・というか聞きたい声が聞こえた。

「塩?先帰ってないのか?」

・・・・・・いや、正直嬉しい。

「う〜ん・・・・・・ま、一緒に帰ろ!」

塩は額や首筋に汗が少しあった。

「っ・・・・・・」

塩が俺の前を歩いていることを良いことに俺は片手で口を抑えた。

どこの部活かって言ってないから・・・・・・探してくれたのか・・・・・・。

今、俺はすごくだらしない顔をしてるんだろうな・・・・・・。

「ねぇ鷲!帰りアイス奢ってよ!」

塩が俺の横に来たと思えばそう言った。

「・・・・・・はぁ?自分で買えよ」

「えーケチ」

「うるせぇ」

こうやって会話できるだけで嬉しいなんて・・・・・・。

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