王子は完璧少女に甘すぎる
「あ、な、ない・・・・で、す・・・・・」

「・・・・・入るか?」

気を使ってくれたのか、よくわからないけど・・・・・椎先輩の厚意を踏みにじるわけにもいかないし・・・・・。

でも、椎先輩は女嫌いなんだよね・・・・・。

うーんと考えていたけど、椎先輩はを待たせるわけにもいかず脳をフル回転させた。

「じゃあ、お言葉に甘えて・・・・・」

そう言って、私は椎先輩の傘に入れてもらって二人で帰った。

「・・・・・家、どっちだ」

ぶっきらぼうな声。

「あ、校門をでて、駅と反対側に行って、小さな公園の右側を通って少し直進したところの家です・・・・・」

優、しいの・・・・・かな・・・・・?

私が心配で、椎先輩の顔を見ようと見上げると椎先輩の視線とぶつかった。

その瞬間、椎先輩は顔から首、耳までもがまっ赤になり、私に傘を押し付けた。

「えっ・・・・・!?」

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