王子は完璧少女に甘すぎる

三組目 side紫音

ピンポーン

ガチャ

「鷲?いきなりどうしたの?」

日曜、鷲に呼ばれ鷲の寮室に入った。

「・・・・・・」

鷲は何も言わずにあたしを部屋に入れた。

「おーいどうしたの?」

「・・・・・・」

あたしが言っても鷲は一言も発しなかった。

「喉壊した?」

あたしが聞くと首を振った。

え、これ大丈夫なやつ?

そんな心配をしていると鷲はリビングで座った。

「・・・・・・っ・・・・・・」

なにか言いたげに口を閉じては開き、閉じては開いた。

「あ!真くんが持ってる映画のDVD貸してもらったんでしょ!見せてよ!」

あたしはそれらしきDVDを鷲の棚からテキトウに取った。

「あ!これだ!」

取ったDVDはあっていて、それをあたしは鷲のテレビの電源をつけてDVDを入れた。

< 149 / 161 >

この作品をシェア

pagetop