王子は完璧少女に甘すぎる
「・・・・・・真から何も言われないで渡されたけど、何の映画だよ」

「え?これね、A組の友達におススメされたやつで・・・・・・鷲最後まで見れるかな?」

あたしがそういたずらっぽく言うと、鷲は顔を顰めた。

「どういう映画だよ」

「みんなが言うにはね・・・・・・これ実話の殺人事件を映画にしたやつで・・・・・・同じ犯人の手で7人、バンッ!」

あたしが笑顔で言うと鷲はますます顔を顰めた。

「笑って言う内容かよ・・・・・・」

うーんたしかに・・・・・・?

あたしはそう思いながらも映画を見始めた。

テレビの前に置いてある二人用の少し小さめなソファにあたしが座ると鷲もあたしの横に座った。

『キャ―――!!!!!!!!』

テレビから聞こえる突き刺さるような悲鳴にあたしは思わずワクワクしてきた。

「鷲!この人が2人目らしくって・・・・・・この二人目が殺されなかったらもう3人くらい殺されてた人がいたんだって!」

あたしがそう言うと鷲はどうしてか不思議そうな顔をした。

「そんな友達にネタバレされてよく映画見ようと思ったよな・・・・・・」

「だってネタバレされても映像は見なきゃ!」

自信満々に言うと鷲は「ふーん」と言ってまた映画を見た。

・・・・・・まあちょっと口実だけど・・・・・・。

ホントはこの映画、あたしがやってるサブスクの配信サイトで見れる映画。

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