王子は完璧少女に甘すぎる
「お前さぁ、毎年いじるなよ・・・・・・」

呆れたように紫音に目を向ける鷲。

鷲って寒いの苦手なんだ・・・・・・意外。

でも、正直私も寒い・・・・・・。

そう思っていると、前を歩いていた愛衣が振り向いた。

「莉緒?大丈夫?」

「うん、でもやっぱり雪遊び楽しみだから頑張るっ・・・・・・!」

数分歩いてグラウンドに着いた。

「おお~!広い!」

愛衣が目を輝かせて言った。

グラウンドは、少し低い塀に囲まれていて、入ると、さっきとは違って雪がもう少し深く積もっていた。

「なんでここだけちょっと深いの?」

「雪かきして集まった雪をここに置いていいから、ここに持ってくる人がちょこちょこいるの」

愛衣が聞いたことに紫音が教えてくれた。

そうなんだ・・・・・・!

確かにそうしたらみんな嬉しいよね・・・・・・!

トサッ

雪が何かに当たる音がした。

「冷たっ!おい、塩!雪投げんな!」

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