王子は完璧少女に甘すぎる
俺はそのあと食堂に行き、机で伏せて絶望してていた。

莉緒から・・・・・・もらえない・・・・・・。

莉緒が・・・・・・くれない・・・・・・。

莉緒が・・・・・・。

「ありゃりゃ」

七岡がそう言った。

「おい、お前いい加減立ち直れよ。どうせ莉緒から何回も話しかけられてもチョコもらえてないだけだろ」

俺は、田所がそう言われてビクッっと体が動いた。

図星だった。

「分かりやすすぎるだろ・・・・・・」

田所の呆れたような声が聞こえた。

お前はどうせ毎年七岡からもらえてるかもしれないが、もらえない側の気持ち考えろよ・・・・・・。

「・・・・・・」

この時、莉緒が俺の事を見つめて何を考えていたかなんて、気にしていなかった。
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