敏腕エリート部長は3年越しの恋慕を滾らせる
十月に入り、スポーツシーズンが本格化し、『WING』の部署はどこも大忙し。
千尋さんとの関係がバレて、社員の視線が気になるけれど、不倫をしているわけでもないし、二股をかけているわけでもない。
社内恋愛を禁止してる会社でもないし、何より、千尋さんが『堂々としてろ』というから、噂が消え去るのを待つことにしたのだった。
そんな中、一本の電話が業務部に入る。
「高岡さん、三番にTK社の三谷さんからお電話です」
「はい。……もしもし、お電話代わりました、高岡です」
「高岡さんっ、困るよ!! 今日の朝一で納品予定の品が、まだ届いてないんだけど?!」
「はい? え、あっ、申し訳ありません!! すぐに確認して、折り返しお電話致します!」
「すぐに頼むよ?」
「はい、大変申し訳ありません!」
美絃は電話を切り、すぐさまTK社の受注ファイルを開き、出荷情報も確認する。
すると、身に覚えのない受注キャンセルが行われていて、TK社用に手配したその商品が別の取引先へと納品されている事実が明らかになった。
受注ファイルのデータを修正したのは『高岡 美絃』になっていて、該当商品を別会社へ発送手続きしたのも『高岡 美絃』になっていた。
(どういうこと? キャンセルも変更もした覚えが全くない)
「どうかしたのか?」
「ぶ、部長……」
美絃との席が近く、美絃が電話口で謝罪しているのを聞いていた磯田部長が心配して顔を覗き込む。
美絃はすぐさま事態を報告して、どう対処すべきか指示を仰いだ。
千尋さんとの関係がバレて、社員の視線が気になるけれど、不倫をしているわけでもないし、二股をかけているわけでもない。
社内恋愛を禁止してる会社でもないし、何より、千尋さんが『堂々としてろ』というから、噂が消え去るのを待つことにしたのだった。
そんな中、一本の電話が業務部に入る。
「高岡さん、三番にTK社の三谷さんからお電話です」
「はい。……もしもし、お電話代わりました、高岡です」
「高岡さんっ、困るよ!! 今日の朝一で納品予定の品が、まだ届いてないんだけど?!」
「はい? え、あっ、申し訳ありません!! すぐに確認して、折り返しお電話致します!」
「すぐに頼むよ?」
「はい、大変申し訳ありません!」
美絃は電話を切り、すぐさまTK社の受注ファイルを開き、出荷情報も確認する。
すると、身に覚えのない受注キャンセルが行われていて、TK社用に手配したその商品が別の取引先へと納品されている事実が明らかになった。
受注ファイルのデータを修正したのは『高岡 美絃』になっていて、該当商品を別会社へ発送手続きしたのも『高岡 美絃』になっていた。
(どういうこと? キャンセルも変更もした覚えが全くない)
「どうかしたのか?」
「ぶ、部長……」
美絃との席が近く、美絃が電話口で謝罪しているのを聞いていた磯田部長が心配して顔を覗き込む。
美絃はすぐさま事態を報告して、どう対処すべきか指示を仰いだ。