代理お見合いに出席したら、運命の恋が始まりました~社長令息は初心な彼女を溺愛したい~
そのような事情はわかったものの、七海はさすがに戸惑った。
こんな話、いくら仲の良い従姉妹のお姉ちゃんが相手であっても、すぐに頷けなくて当然だ。
「それにお相手は社長令息だって言うの! しかもイケメンって聞くわ! 本当なら私だって実際に赴きたいの!」
だが一華はさらに押してくる。
メリットを次々に挙げて、どうにか七海を前向きにしようと必死の表情だ。
「いや、私は一華ちゃんとは違って、芸能人とか好きなわけじゃないし……」
でも七海にとってはどちらも特別、メリットとは思わなかった。
身分や顔で相手を好きになる趣味はない。
イケメンな芸能人やアイドルが昔から大好きで、今もいくつかのファンクラブに入っているような一華とは違うのである。
「お願い~! 次のHEROのファンミはどうしても外せないの……!」
おまけに一華の言った、自分自身が赴かない理由はそれである。
「いや、お見合いよりファンミーティングが大事なの……? おじさまやおばさまもそれでいいの?」
七海は呆れてしまった。
こんな話、いくら仲の良い従姉妹のお姉ちゃんが相手であっても、すぐに頷けなくて当然だ。
「それにお相手は社長令息だって言うの! しかもイケメンって聞くわ! 本当なら私だって実際に赴きたいの!」
だが一華はさらに押してくる。
メリットを次々に挙げて、どうにか七海を前向きにしようと必死の表情だ。
「いや、私は一華ちゃんとは違って、芸能人とか好きなわけじゃないし……」
でも七海にとってはどちらも特別、メリットとは思わなかった。
身分や顔で相手を好きになる趣味はない。
イケメンな芸能人やアイドルが昔から大好きで、今もいくつかのファンクラブに入っているような一華とは違うのである。
「お願い~! 次のHEROのファンミはどうしても外せないの……!」
おまけに一華の言った、自分自身が赴かない理由はそれである。
「いや、お見合いよりファンミーティングが大事なの……? おじさまやおばさまもそれでいいの?」
七海は呆れてしまった。