この恋は偶然?いや運命です!
陽は、つばさのためにタクシーを拾った。

「気を付けて帰ってね。
 無事に着いたら、LINEちょうだい。

 近いうちに、今度は2人でご飯でも行こうか。

 そのことも話そう。

 じゃあ、またね」

 名残惜しそうに、まどかの乗るタクシーを見つめる陽。

 これは、もうカップル目前じゃないか。

 舞は、ふたりをまぶしそうに見つめた。

 まどかと玲も、せっかくだし歩きながら話したいといって、ふたりで帰っていく。

「舞ちゃん、だよね。

 そろそろ帰らない?

 明日も講義あるんだろ。

 遅刻したらまずいんじゃないか?

 家の前まで、ちゃんと送るよ。

 舞ちゃんと、ゆっくりCrimson Liltの話したかったんだよね。

 舞ちゃんと今日初めまして、な感じがしないんだ」

 すみれと達也は、深月と道明の迎えの車を待つという。

 
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