訳ありイケメンは棘持つ花に魅入られる
いつもは私がズバズバ指摘する側だから、こうして葉山さんが私に言い聞かせるように話してくるのはなんだか新鮮だ。
やっぱり私よりも社会経験が豊富な、年上の大人の男性なんだなと改めて実感する。
女心に鈍いはずの葉山さんに意外にも私の心はふわりと慰められた。
「実際、来栖さんは真面目に仕事頑張ってると思うよ。この前取材させてもらって、言葉の端々からそう感じたしね。だから動機とか全く関係ないと思うな」
「えー本当ですか? 私、仕事のできるCAっぽかったですか? 葉山さんの新作小説に登場させてくれてもいいですよ?」
真剣な口調で褒められて、急にムズムズと面映ゆくなった私はその場の空気を切り替えるように茶化すような声を上げた。
だが、それは不発に終わってしまった。
「確かにあの日の来栖さんは、完璧な笑顔を絶やさない仕事のできるCAだったけど……俺はいつものボロクソ言ってる来栖さんの方が好きかな。来栖さんは素の方が魅力的だよね」
「!?」
なぜなら葉山さんが唐突にこんな思いもよらないことを言い出したからだ。
……す、好き!? み、魅力的!? しかも素の私の方が!?
意表をつく言葉の数々に私は絶句してしまい、心の中は混乱の嵐が吹き荒れる。
悔しいことに、私の素を認めてくれる言葉にちょっとばかりキュンとしてしまった。
やっぱり私よりも社会経験が豊富な、年上の大人の男性なんだなと改めて実感する。
女心に鈍いはずの葉山さんに意外にも私の心はふわりと慰められた。
「実際、来栖さんは真面目に仕事頑張ってると思うよ。この前取材させてもらって、言葉の端々からそう感じたしね。だから動機とか全く関係ないと思うな」
「えー本当ですか? 私、仕事のできるCAっぽかったですか? 葉山さんの新作小説に登場させてくれてもいいですよ?」
真剣な口調で褒められて、急にムズムズと面映ゆくなった私はその場の空気を切り替えるように茶化すような声を上げた。
だが、それは不発に終わってしまった。
「確かにあの日の来栖さんは、完璧な笑顔を絶やさない仕事のできるCAだったけど……俺はいつものボロクソ言ってる来栖さんの方が好きかな。来栖さんは素の方が魅力的だよね」
「!?」
なぜなら葉山さんが唐突にこんな思いもよらないことを言い出したからだ。
……す、好き!? み、魅力的!? しかも素の私の方が!?
意表をつく言葉の数々に私は絶句してしまい、心の中は混乱の嵐が吹き荒れる。
悔しいことに、私の素を認めてくれる言葉にちょっとばかりキュンとしてしまった。