明治、契約の夜に咲く恋─御曹司の溺れるほどの愛
その日の夜は、旦那様の閨の番だった。

「ああん、惇様……もう赦して……」

今夜の旦那様は、抱き方が激しい。

「気に入った女を抱くのに、赦しもなにもない。」

「ああ、でも……もう……」

そう言うと、旦那様は私の中で果てた。

「ああーーーっ!」

旦那様の熱い熱を感じている私を、彼はぎゅっと抱きしめてくれた。

「はぁはぁ……今夜は何度抱いても足りない……」

「どうぞ。満足するまで、私の体をお使いになって下さい。」

旦那様は私を見つめた。

「なぜ、そんな言い方をする?」

「だって、私の体は旦那様の為にあるので……」

すると旦那様は、私を自分の腰の上に座らせた。

「えっ……」

「自分で入れてごらん。」

「あの……」

旦那様は、私を抱き寄せた。

「俺の体も、珠緒の為にある。」

「そんな……」

そして旦那様は、私の中に熱をそっと入れ込んだ。
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