あなたに殺された聖女の私
ユリセナは知ってはならない秘密を知った。そして、それを暴こうとしていた。
あれを知られては王家の終わりだ。
結婚パーティーでユリセナを見た気がした。だが、それは他人のそら似にすぎない。ユリセナ本人であるはずがない。
なぜなら、カイレムは確かにユリセナを刺し、その冷えゆく身体を土に埋めた。今頃、彼女は土の下で冷たくなっているだろう。
カイレムは、次期国王として責任を持ち、王家の秘密を知ったユリセナを殺したのだ。
だから死体は見つからず、行方不明者として扱われている。
それなのに、イブリンも、王妃も、妹も、ダリオンも、ユリセナを殺したのは自分だと口にした。
だが、彼女を殺したのは――。
「この私だ」
カイレムの苦々しい声が、室内に静かに響いた。
あれを知られては王家の終わりだ。
結婚パーティーでユリセナを見た気がした。だが、それは他人のそら似にすぎない。ユリセナ本人であるはずがない。
なぜなら、カイレムは確かにユリセナを刺し、その冷えゆく身体を土に埋めた。今頃、彼女は土の下で冷たくなっているだろう。
カイレムは、次期国王として責任を持ち、王家の秘密を知ったユリセナを殺したのだ。
だから死体は見つからず、行方不明者として扱われている。
それなのに、イブリンも、王妃も、妹も、ダリオンも、ユリセナを殺したのは自分だと口にした。
だが、彼女を殺したのは――。
「この私だ」
カイレムの苦々しい声が、室内に静かに響いた。


